10月16日・23日・30日と3週連続で、神戸教区の原田佳城司祭が礼拝奉仕をしています。
聖職者の派遣があると、ボランティアの現地調整だけではなく、聖餐式の奉仕も出来ることが聖職の強みです。
仮設住宅集会所前で遊ぶ富岡町の子ども達
彼女達は10月21日に茨城県東海村の医療施設にバスで行き、被曝検査を受けたそうです。
仮設住宅に併設されている第一集会所は福島県の「絆」事業で派遣されている「仮設住宅連絡員」(仮設住宅の住民)と東京電力泉玉露現地対策室を兼ねています。第二集会所では週3回の「ほっこりカフェ」でくつろぎ、笑顔の見える富岡町の方々も、第一集会所の東電対策室では血相も変わり厳しく東電社員に詰め寄る姿が見えます。(大きな声が響いています。)
富岡町は、津波で家を失って仮設住宅にお住まいの方もいますが、多くの方が放射能汚染により立ち入り禁止になってしまったために、避難を余儀なくされている方々が大半です。町に帰れば3月11日で家財が散らかったままの我が家があり、帰る場所があるのに帰ることの出来ない苦しさを語られる方が何人もいらっしゃいます。
改めて現実の厳しさを実感させられるとともに、富岡町の人と共に歩む覚悟が求められています。