ボランティア満員御礼

5月3日(火・憲法記念日・使徒聖ピリポ・使徒聖ヤコブ日)

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8時、日立ボランティアセンターを出発し、常磐道に乗ると予想通り、ボランティアに行くと思われる車で混雑していました。小名浜地区災害ボランティアセンターに到着して、9時30分の受け付け開始時間には長蛇の列。本日、160人以上のボランティアが集まりました。4月29日にいわき市役所にあるボランティアセンターでは、400人が集まり、受付がパンクしたそうで、昨日、小名浜に泥かきボランティアにやってきた一人の若い女性は、いわき市のセンターでは受け付けに長時間かかり、現場に到着した時には、すでに11時30分だったそうです。
確かに、たくさんのボランティアが来てくれることはありがたいことなのでしょうが、受け入れ側の態勢はそれを十分に活用するだけのシステムや経験がなく、センタースタッフはテンテコ舞のようでした。

忙しいボランティアセンターの一日
本日、日立ボランティアセンターから派遣されて、小名浜地区で行われた活動には、男性5人が泥かきボランティア、女性3人が傾聴ボランティアに参加してくださいました。傾聴のボランティアは私たち以外にはおらず、
小名浜のセンタースタッフは、手が回らない様子で、地図を渡され私が避難所まで送迎することとなりました。現場の中学校に到着し、市の女性職員らしき方にていねいに笑顔であいさつしますと不思議な顔でこちらを見ておられます。すかさず「小名浜地区災害ボランティアセンターから傾聴ボランティアに来させていただきました」と言っても、???な顔つきで困惑されておられます。「傾聴ボランティア」を知らないのか、とも思ったのですが、どうもセンターからの連絡が伝わっていたかったようです。しかも、私たちが到着した時には、すでにマッサージボランティアの方々が活動されており、マッサ-ジされながら傾聴されておられましたので、出る幕なし。その後、電話で問い合わせてセンターと連絡がついたのか、その職員の方は「どうそ、やってください」といわれました。しかし「そういわれても…」。後からお聞きしましたが、その方々も臨時の担当者で普通は公立幼稚園の先生をされておられ、よくわからずに駆り出されているのだと言われていました。結局、小名浜ボランティアセンターの指示で次の避難所に向かったのですが、再び、「連絡を聞いていない」との言葉を耳にしました。
ボランティアセンターのスタッフはたった数人で大量のボランティアに対応しなければならないし、市の職員であるがゆえに臨時職員としてよくわからないまま勤務しなければならないことも悲劇です。ボランティアの熱意と受け入れ側の容量が、あまりにも違いすぎるため、しかも、すべての人が善意であるがゆえに誰をも責められないこともまた事実です。