東北地方ならではの秋のイベント、芋煮会が開催され、仮設団地は200名程の参加者で大賑わいとなりました。
朝早くから、会場設営と調理が行なわれます。
当地の芋煮は豚肉を用いた白味噌仕立てで、山形のものとは異なります。
ただ皆で食べるだけでなく、様々な出し物が準備されていますが、まずは前座のゲートボールパチンコ。
アスファルトで跳ねて意外と難しいのですが、思わぬ大人気で行列が途切れることはありませんでした。
いよいよ芋煮が仕上がり、既に仮設を出られた方も含めて、待ちきれない大勢の方々が笑顔で並びます。
本日のメニューはこちら。
お握りと薩摩芋スティックにも、心が込められ美味しいです。
出し物1番目は、県立平商業高校による郷土芸能「じゃんがら」。
小気味良い太鼓と鐘の音が響きます。
2番目は、仮設入居者のお孫さん達によるフラダンス。
女性らしい柔らかな振り付けに、皆の目が釘付けとなりました。
3番目は、民謡が三味線と太鼓の伴奏により、本格的に披露されました。
高校3年生の女性による伸びやかな歌声と、懐かしの相馬地方の民謡に皆の心が引きつけられます。
大トリは、前の自治会長さんによる詩吟です。
余りにも本格的な実力で、皆が一瞬静まりかえる程の腕前でした。
10時から13時半頃までの芋煮会は無事に終了し、ボランティアさん達もホッと一息、良い具合に煮込まれた芋煮をいただきます。
「住民のボランティア主体で、この時期にこれほどのイベントを開催するなんで、泉玉露は日本一の仮設団地だ」との声が聞かれ、多くの協力者に心からの感謝が述べられました。