21日の活動報告

京阪神聖公会 日立災害ボランティアセンター本部の日立聖アンデレ教会と、隣接する二葉幼稚園の被害状況を広島復活教会の永田氏と同じく広島の一級建築士の資格を持つ佐伯氏が診断並びに応急処置をしました。

イメージ 1
二葉幼稚園の先生方に被害状況を伺う。
診断の結果、構造上問題はなかったものの、外壁、内壁ともに多々亀裂が入り、左官的補修が必要であり、天井ジプトンの破損、屋根のトタンの破損など被害がありました。

イメージ 10
倉庫の壁、GLボードがはがれています。
イメージ 11

 

天井ボードの落下(先生方が入園式のために急きょ段ボールで目隠されたそうですが、過日の余震でめくれてしまったそうです)

イメージ 12
ボードの割れにともない、クロスがはがれています。

イメージ 13
外壁のスレート板の割れ

イメージ 14

軒板の割れ

イメージ 15

外壁の剪断破壊

イメージ 16
幼稚園の先生が園児に不安を与えないために、
割れを利用して絵を描いておられました

イメージ 2
屋根のトタンが地震によりめくれていたため、雨漏りしていた2箇所をコーキングなどで応急処置しました。
 

イメージ 3

 
永田氏による補修作業の様子

イメージ 4
永田氏(右)・佐伯氏(左)、屋根の隙間コーキング作業中(雨漏り対策)
イメージ 5
外壁スレート板の割れのコーキング作業中
また、屋根の雨樋にたまった落ち葉の清掃も行いましたが、
まだまだ全面の清掃が必要です。

 

礼拝堂の被害状況に関しては瓦のずれ、天井の木毛板の

落下など数か所ありました。
イメージ 6
礼拝堂屋根瓦の被災状況
イメージ 7
ずれてめくれた瓦


瓦については今後余震が起きた場合、落下する危険性があるため、業者に修理を依頼をしましたが対応が遅くなるため、取り急ぎ「立ち入り禁止」の処置を施しました。


イメージ 8
立ち入り禁止看板作成
 
イメージ 9
完成した看板
日立市内ではこういった瓦の落下や、塀のくずれなどの被害があちらこちらで見受けられますが、業者の手が回らず修理には最短でも7~8月になるとのことです。
今後余震による更なる被害が起きないよう、お祈りをお願いします。