福島県下の諸教会・郡山、会津若松・3月20日

越山健蔵司祭から、被害の説明を受ける。
大きな被害を受けた教会会館
若松諸聖徒教会

 小名浜聖テモテ・ボランティアセンターでは、仮設住宅での奉仕活動、小名浜の教会・幼稚園との協働活動の他に、福島県下の聖公会の教会、特に郡山と会津若松の教会と、それぞれに併設されている幼稚園への支援活動も行っています。
 本日は、その両教会を視察に行きました。
 朝、泉玉露仮設住宅で、翌日のカフェの案内を配ってから出発。郡山へは約1時間半のドライブです。
 郡山聖ペテロ聖パウロ教会は、震災によって、教会会館が「全壊」の認定を受ける大きな被害を受けました。英国風の立派な礼拝堂は、頑丈な作りのおかげか、ほとんど被害がなかったのですが、それでもステンドグラスの盛り上がりなどの被害がありました。
 会津若松へは、郡山から自動車で約1時間かかります。
 若松諸聖徒教会は、大正時代に建築された、2階建ての木造教会です。2階を礼拝堂として用い、1階を幼稚園として使っています。震災によって建物が大きく歪み、柱や壁にひびや隙間ができてしまい、大変危険な状況に陥っています。現在、幼稚園舎の新築が計画されています。
 それぞれの教会では、震災による被害に立ち向かっておられます。加えて、福島県全体に、原発事故による放射能の不安や避難生活、風評被害等の苦しみがあります。
 ボランティアセンターでは、これからも、少しずつではありますが支援活動を継続していきたいと考えています。