本日は晴天ナリ。 絶好のカフェ日和になりました。
昨夜は、本当に皆さんが集まってくださるかどうか心配で、多少寝不足気味でしたが、そんな心配を吹き飛ばすかのような美しく晴れ渡った空になりました。神さま、ありがとう!
3日の準備期間は短かったけれども、神戸から届いた「頑張れ!東北ブレンド」をひっさげて、山陰・米子のボランティアさんに作っていただいた力作の看板も新たに、いよいよ開店です。
○コーヒー
・頑張れ!東北ブレンド~神戸珈琲~
・モカ
・イタリアン
・マンデリン
・マイルド カルディー
○紅茶
・ストレート
・レモンティー
・ロイヤルミルクティー
○日本茶
○オレンジジュース
○アップルジュース
○ストレート紅茶
○ウーロン茶
「ほっこりカフェ」は人と人が出会う場所。
あるご高齢の女性は、数人の方と楽しいひとときを過ごされ、帰り際にボランティアさんに「こんな場所を作っていただき、ありがとうございました」とお礼を言われたそうです。
泉玉露(いずみ・たまつゆ)仮設は、富岡町の方々が住んでおられる住宅です。富岡町には東京電力 福島第二原発があり、町民のみなさんは自宅に帰ることができません。町内の人々もいろいろな場所の仮設に点在しており、同じ富岡町と言っても知り合いに出会えるかどうかはわかりません。
2日前、仮設を巡回していて40~50代の男性とお話しました。「富岡弁」なのか、7~8割方は理解できませんでしたが、その男性についてわかったことは3つ。「今日、引っ越してきた」こと、「職業はトランクの運転手さん」であること、「友だちはこの仮設には入居していない」ことだけでした。
今日、忘れ物を取りにセンターに帰り、仮設に戻ってみるとナント、その男性がテントの下におられました。しかも、その横に座っている同じ年くらいの男性と笑ってコーヒーを飲みながら話をしておられるではありませんか!
私たちはボランティアとして被災者の方の心をいやすために傾聴や話し相手になってあげなければならないと思い込んでいるのかもしれません。確かにその必要のある方もおられますが、大部分の方々には、そこにテントと椅子とテーブルがあればいいのであって、町のひとたちは三々五々集まってきて、自分たちの力で絆を再構築させていくのかもしれません。そして、わたしたちはただ、その居場所を用意させていただくだけでよいのではないでしょうか。人が人を求めるたくましさを感じました。