昨日の雨から一転して晴れ渡り、仮設の集会所には爽やかな風が吹き抜けます。
今日も、少しずつお茶うけを持ち寄って、ほっこりしながらコーヒーやお茶をいただきます。
甘酢漬けの梅は、去年漬けられた熟成の一品で、爽やかな味ながら口の中があっという間に潤います。
カフェでは、大熊町にあるそれぞれのお墓のことが話題になりました。
まず地震で墓石が被害を受け、次に放射能により帰還困難区域となり、線香をあげるにもその都度立ち入り許可が必要となりました。
いわき市内に移転する場合、賠償金が支払われますが、その費用のすべてをまかなえるわけではありません。
「かつては毎日お参りしていたけれど、今では盆と正月にびくびくしながら参るだけだ」との声が聞かれました。